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モーターの故障原因トップ3と、その対策を解説!

工場の生産ラインにおいて、モーターは欠かせない存在です。製品の製造から搬送まで、あらゆる工程を支え、スムーズな稼働を陰ながら支えています。しかし、過酷な条件下で使用されるモーターは、様々な原因によって故障してしまうことがあります。高温、多湿、粉塵、振動など、モーターにとって厳しい環境は少なくありません。
モーターの故障は、生産ラインの停止や製品の品質低下、納期の遅延など、企業に大きな損害をもたらす可能性があります。そのため、日頃から故障の原因を理解し、適切な対策を講じておくことが重要です。
今回は、工場で起こりやすいモーターの故障原因トップ3と、それぞれの対策方法について詳しく解説していきます。
原因1:過負荷
モーターに過負荷がかかると、電流値が上昇し、モーターの過熱や焼損を引き起こす可能性があります。これは、いわばモーターに無理をさせている状態です。人間の体に例えるなら、重い荷物を持ち上げすぎたり、長時間走り続けたりすることで体に負担がかかり、怪我をしてしまうのと似ています。
過負荷運転の原因は様々です。例えば、機械の調整不良によってモーターに必要以上の負荷がかかってしまうケースや、モーター内部に異物が混入し、正常な回転を阻害してしまうケースなどが挙げられます。また、ベアリングの破損によって摩擦抵抗が増加し、モーターに負担がかかる場合もあります。さらに、電源電圧の変動も過負荷運転の原因となることがあります。
対策方法
過負荷によるモーターの故障を防ぐためには、以下の対策が有効です。
まず、モーターの定格電流を超えないように、負荷を適切に管理することが重要です。これは、モーターに無理をさせないための基本的な対策と言えます。また、機械の調整不良や異物の混入がないか、定期的に点検を行うことも大切です。さらに、過負荷が発生した場合に備え、サーマルリレーや過電流リレーなどの保護装置を設置することも有効です。これらの装置は、モーターに過大な電流が流れた際に回路を遮断し、モーターを保護する役割を果たします。
原因2:ベアリングの摩耗
ベアリングは、モーターの回転をスムーズにするための重要な部品です。自転車の車輪や扇風機の軸など、回転する部分には必ずと言っていいほどベアリングが使われています。モーターにおいても、ベアリングはスムーズな回転を支え、摩擦を軽減することでエネルギー効率を高める役割を担っています。
しかし、ベアリングは長期間の使用や過酷な環境によって摩耗してしまうことがあります。ベアリングが摩耗すると、異音や振動が発生し、モーターの効率低下や故障に繋がる可能性があります。酷い場合には、モーターが停止してしまうこともあります。
ベアリングの摩耗の原因としては、潤滑不良が挙げられます。ベアリングは、潤滑油によって摩擦を軽減していますが、潤滑油が不足したり劣化したりすると、摩擦抵抗が増加し、摩耗が促進されます。また、ベアリングに異物が混入した場合も、摩耗の原因となります。さらに、過負荷や取り付け不良もベアリングの摩耗を加速させる要因となります。
対策方法
ベアリングの摩耗を防ぐためには、以下の対策が有効です。
まず、ベアリングに適切な潤滑油を供給し、摩擦を減らすことが重要です。潤滑油は、ベアリングの寿命を延ばすための重要な要素です。定期的に潤滑油の状態を確認し、必要に応じて補充または交換を行うようにしましょう。また、ベアリングは消耗品であるため、定期的に交換することが必要です。交換時期は、使用環境やベアリングの種類によって異なりますが、一般的には数年間で交換することが推奨されます。さらに、ベアリングに異物が侵入しないよう、シールやカバーなどを設置することも有効です。
原因3: 絶縁劣化
モーターの絶縁劣化は、漏電や感電、火災などの原因となる可能性があります。モーターには、電流が流れるコイルが巻かれており、コイルは絶縁材料で覆われています。この絶縁材料は、電流が外部に漏れるのを防ぐ役割を果たしています。しかし、長年の使用や過酷な環境によって絶縁材料が劣化し、絶縁性能が低下することがあります。
絶縁劣化の原因としては、熱、湿度、振動、薬品などが挙げられます。高温環境では絶縁材料が劣化しやすくなるため、モーターの設置場所には注意が必要です。また、湿度の高い環境では、絶縁材料が水分を吸収し、絶縁性能が低下する可能性があります。さらに、振動によって絶縁材料に亀裂が生じたり、薬品によって絶縁材料が腐食したりすることもあります。
対策方法
絶縁劣化を防ぐためには、以下の対策が有効です。
まず、モーターは、高温多湿な場所や振動の多い場所を避け、適切な環境に設置しましょう。また、定期的に絶縁抵抗を測定し、絶縁状態を確認しましょう。絶縁抵抗計を用いて絶縁抵抗値を測定することで、絶縁劣化の程度を把握することができます。さらに、使用環境に適した絶縁材料を選定することも重要です。
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