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油圧ポンプの代表的なトラブルとは?
ポンプは工場において、液体やガスを移動・供給するために使用されています。毎日のように液体や気体が移動するポンプは時間とともに摩耗により劣化していきます。そのため、定期的なメンテナンスが非常に重要です。
今回はそのようなポンプの中でも、油圧ポンプにおける代表的なトラブルをご紹介いたします!
油圧ポンプとは
油圧ポンプは、エンジンや電動モーターなどの動力を利用して、液体である油を一定の圧力で供給し、油圧システムに圧力を加える機器です。この圧力を受けた油が、油圧シリンダーや油圧モーターなどの油圧アクチュエーターによってエネルギー変換されることで、機械の動作や動力を制御することができます。
油圧ポンプの種類には、ギアポンプ、ベーンポンプ、ピストンポンプなどがあり、それぞれ特性や用途に応じて選択されます。油圧ポンプは、油圧シリンダー、油圧モーターなどと組み合わせて、上記のような機械の動力伝達や作業の制御を行うために使用されます。
油圧ポンプの主な仕組みは、ポンプ内で油を収縮させて圧力を増加させることによって行われます。ギアポンプでは、メッシュした2つの歯車が回転し、油を収縮させて圧力を加えます。一方、ピストンポンプでは、ピストンがシリンダー内で往復運動し、油を吸い上げて排出することで圧力を生み出します。このようにして、油圧ポンプは機械やシステムに必要な圧力を供給し、動力を伝達します。
油圧ポンプの代表的なトラブル
油圧ポンプの代表的なトラブルは2つです。
①配管ホースがはじけてしまう(外れてしまう)
油圧ポンプの場合、ポンプの周辺機器でトラブルが発生する場合が多いです。その代表的なトラブルが、配管ホースがはじけてしまうというものです。
油圧ポンプは高圧になることが最大の特徴です。高い圧力がかかることで、ポンプに接続されている配管ホースが外れてしまう危険性があります。その他、油圧ポンプの周辺機器として、タンクがある場合、微細な傷や穴があると、こちらも圧力がかかるとオイルが漏れる危険性があります。
②モーターが止まってしまう
油圧ポンプが機能していないことに気が付かずに使用し続けた場合、空回しなどが発生しモーターに負荷がかかり故障してしまうトラブルがあります。油圧ポンプに限ったトラブルではないですが、モーターの故障はよくあるトラブルです。モーターが故障した場合、修理では対処が難しく交換となるケースが多いです。
これらを防ぐ方法としては、油圧ポンプに振動センサーを付けることが挙げられます。振動センサーをつけることで正常時と異常時の振動を区別することができるため、いち早く油圧ポンプの異常に気付くことができます。
当社のポンプの修理・交換事例のご紹介
【浄水ポンプ更新入替工事】
受託加工業のお客様工場にてご使用されていた純水を汲み上げている浄水ポンプの更新工事を行った事例をご紹介いたします。
こちらのポンプにつきましては年数は経過しているものの異常はありませんでしたが、予防保全の観点から設備更新を検討され今回更新のご依頼をいただきました。
また更新に伴う塩ビ配管のやり替えも併せて行い・・・
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