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送風機のトラブルとは?送風機の修理のポイントを解説!
送風機は、工場や施設内の空気循環や冷却、排気などに欠かせない重要な設備です。しかし、長期間の使用や過酷な運転条件の下では、さまざまなトラブルが発生することがあります。
送風機のトラブルを早期に発見し、適切な修理やメンテナンスを行うことで、機器の性能を維持し、長寿命化を図ることが可能です。この記事では、送風機のよくあるトラブルの原因と修理方法、そして日常的に注意すべきメンテナンスポイントについて詳しく解説します。
1. 送風機のよくあるトラブル
①異音の発生
送風機の運転中に異常な音が発生することは、よくあるトラブルの一つです。主な原因としては、ベアリングの摩耗、ファンブレードの歪みや損傷、モーターの故障などが挙げられます。異音は、機械の内部で部品が正しく機能していないサインであり、放置すると大きな故障に発展する可能性があります。
②振動の増加
送風機が正常に動作している場合、振動は一定範囲内に収まりますが、異常な振動が発生する場合、ファンのバランスが崩れている可能性があります。また、シャフトや軸受けの不具合、設置状態の不安定さも振動の原因となります。過剰な振動は、送風機全体の寿命を縮める重大な要因です。
③モーターの過熱
送風機のモーターが過熱する場合、過負荷運転、潤滑不足、冷却機能の不具合などが原因として考えられます。過熱状態が続くと、モーター内部の絶縁が劣化し、モーターの寿命を著しく短縮するだけでなく、重大な故障につながります。
④ファンブレードの破損や摩耗
送風機のファンブレードは、空気を効率的に送る重要な部品ですが、長期間使用すると摩耗や破損が発生します。異物との接触や衝撃が原因でブレードが欠けたり曲がったりすると、送風性能が低下し、振動や異音の原因にもなります。
⑤空気流量の低下
送風機の流量が低下すると、空気循環や排気効率が損なわれ、作業環境に影響を及ぼします。このトラブルの原因には、フィルターやダクトの詰まり、ファンブレードの汚れや損傷、モーターの出力低下などが含まれます。
2. トラブル原因別の修理方法
①異音の解消策
異音が発生した場合、ベアリングやファンブレード、モーターの状態を点検します。摩耗したベアリングは潤滑油を補充するか、新しいものに交換します。ファンブレードが歪んでいる場合は、調整または交換を行います。また、モーターの異常が疑われる場合は、内部を点検し、必要に応じて修理または交換を実施します。
②振動トラブルへの対応
振動が過剰に発生している場合、ファンブレードのバランスを調整し、シャフトや軸受けの状態を確認します。シャフトが曲がっている場合は修正または交換を行い、軸受けが摩耗している場合は新しいものに交換します。設置状態が原因の場合、土台の固定や防振材の導入を検討します。
③モーターの修理と交換
モーターの過熱が確認された場合、過負荷運転を見直し、潤滑や冷却機能を点検します。モーター内部の劣化が進行している場合は、新しいモーターに交換することで、運転性能を回復させます。
④ファンブレードの修復と交換
損傷や摩耗が進んだファンブレードは、迅速に交換する必要があります。特に、ブレードの形状やサイズが重要なため、適切な交換部品を選ぶことがポイントです。また、交換後にはバランス調整を行い、振動や異音を防止します。
⑤空気流量低下への対策
流量が低下した場合、フィルターやダクトを清掃し、詰まりを解消します。ファンブレードの汚れを取り除き、損傷している場合は交換を行います。また、モーターの出力が低下している場合は、点検後に修理または交換を検討します。
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